初めての資産運用教科書のステマ規制への対応に関しまして
本コンテンツは専門家による独自の記事制作をしておりますが、一部広告主からの手数料を受領し継続したコンテンツ提供ができるよう新規記事の執筆を行なっております。コンテンツの内容やランキング決定には一切関与していません。広告主等の指示による記事には提供を表記をし誤認を防ぐコンテンツ制作を行なっております。
近年、仮想通貨投資に興味を持たれる方が増加傾向にあります。
2020年7月から2021年4月までは、仮想通貨のビットコインが7倍に高騰した時期もあり、今後の期待感を含め始めたいと考えている方もいるでしょう。
しかし「仮想通貨はリスクが大きいのでは?」「少額でも始められるの?」などと、いろいろと不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、仮想通貨の仕組みや種類、仮想通貨のメリット・デメリットについて解説します。
目次
そもそも仮想通貨とは?
インターネットを通じてブロックチェーンと呼ばれる技術を用いて、暗号化された電子データのみでやりとりする通貨を指します。「暗号資産」とも呼ばれています。
法令上は「暗号資産」で統一されています。銀行などの介することなく、「交換所」や「取引所」と呼ばれる事業者(暗号資産交換業者)から入手することが可能です。
法定通貨のように強制通用力はなく、国家による価値の保証はありません。
つまり、日本銀行のような中央銀行が存在せず、決済は、インターネットを通じて電子データとして処理されます
「P2P(Peer to Peer)」方式により、管理者も存在せず、保有者と利用者で成り立っています(P2Pレンディング)。
仮想通貨(暗号資産)は、2009年にビットコインの価格が提示されました。以降、アルトコインと呼ばれる仮想通貨が次々と登場しています。
マイニングとは?
直訳すると「採掘」です。マイナー(採掘者)と呼ばれる作業者が仮想通貨の新たなブロックを生成するための承認作業を行い、成功報酬として仮想通貨を取得できる仕組みです。
仮想通貨の種類
仮想通貨(暗号資産)には、さまざまな種類があります。ビットコインの後に登場したものは、一般的にアルトコインと呼ばれています。
・ビットコイン(BTC)
世界初の仮想通貨でサトシ・ナカモト氏が創始者とされています。最も知名度と信頼性が高く、取引量が多いのが特徴です。
ビットコインが誕生した当初から発行枚数2,100万と決まっています。
仮想通貨では、時価総額ランキング第1位、2022年2月2日現在、約79兆円となっています。エルサルバドルが法定通貨に採用しています。
ビットコイン(BTC)は、日本円のレートは取引所によって異なります。ビットコインは、ビットコインキャッシュ、ビットコインゴールド、ビットコインダイヤモンド、ビットコインシルバーなどの種類があります。
・ETH(イーサリアム)
アルトコインの中では、もっとも時価総額が高い仮想通貨です。発行上限枚数はありません。
したがって、マイニングの報酬が減少することもないです。イーサリアムの大きな特徴である「スマートコントラクト」の技術が備えられ、自動での契約から取引までが可能となります。
また、ステーキングと呼ばれる一定期間イーサリアムを保有することで金利を得られるのも特徴です。
2017年にはビジネス活用として「イーサリアム(Ethereum)企業連合」が設立されています。イーサリアムのプラットフォームでは、NFTの発行も可能です。
・リップル(XRP)
2004年からカナダのプログラマーによって開発され、2012年より発行開始しています。総発行枚数は約1,000億枚です。
専用の分散型台帳管理システムを使用しており、仮想通貨で一般的なブロックチェーンは使われていません。手数料が低めで高速送金が可能となります。
ブリッジ通貨として、異なるブロックチェーンや国の間での役割を果たします。他の仮想通貨と異なり、中央集権的で実質的なXRPの管理者となっています。
・ライトコイン(LTC)
元Googleのエンジニアによって作られた仮想通貨です。2011年に開発され、ビットコインのソースコードが基になっています。
ライトコインのブロックチェーンとは別にあるオフチェーンでの取引が可能なライトニングネットワークに対応しています。
取引(トランザクション)の承認時間が短く、ブロック生成の平均速度は2分30秒です。
・ポルカドット(DOT)
2020年の5月にリリースされた仮想通貨です。異なるブロックチェーン同士を繋ぐ「インターオペラビリティ」が可能で、互換性がなかったネットワーク間のデータ送信が実現しています。
トランザクションの処理速度が速く、セキュリティの機能が高いのが特徴です。
・ステラ(XLM)
ステラ開発財団が開発した分散型台帳で発行された仮想通貨です。2014年8月にブラジルの仮想通貨取引所で初上場を果たしています。
管理主体が存在し、ブリッジ通貨としての役割があり、手数料を抑えられます。決済スピードが早く、2~5秒程度で済むのも特徴です。
仮想通貨のメリット・デメリット
仮想通貨には、それぞれメリット・デメリットを理解しておく必要があります。
仮想通貨のメリット
・24時間365日取引できる
仮想通貨は24時間365日取引が行えるので、インターネットができる環境であれば、営業時間などを気にせず投資ができます。
仮想通貨の価値は常に変動します。そのため、ライフスタイルに合わせていつでも自由に取引できるのはメリットの一つと言えるでしょう。
・手数料が安い
通常、海外へ送金する際は銀行を通じて行うことがほとんどです。着金まで2営業日〜1週間ほどかかり、手数料も割高になる傾向にあります。
しかし、仮想通貨はインターネット上で暗号化されたもので、金融機関を通さずに送金・決済が可能です。
したがって、銀行の送金と比べ、手数料が安く、送金・決済のスピードも早くなっています。一方、同じ種類の仮想通貨であれば、手数料がかからないケースがほとんどです。
・個人間での送金可能
法定通貨は銀行などを通じて送金しなければなりません。しかし、仮想通貨では、ブロックチェーンを通じて個人間で直接送金することが可能です。(P2P(Peer to Peer))
・ボラティリティが大きい
ボラティリティが大きいのもメリットの一つです。ボラティリティとは、価格変動幅を指します。仮想通貨では、1日5〜10%変動することもめずらしくありません。
仮想通貨のデメリット
・国の保証がない
日本の銀行や証券会社は破綻しても国による一定の補償制度があります。
しかし、中央銀行の管理を受けていない仮想通貨は、システムが破壊された場合などの国による保証はありません。また、第三者からのハッキングによる不正流出のリスクも高くなります。
・価格変動のリスク
ボラティリティが大きいことはメリットであるものの、逆にいえば経済状況や政情不安などによる価格変動のリスクも生じます。
・税率が高い
仮想通貨は雑所得に分類されています。20万円以上の利益(扶養されている方は33万円以上)が発生した場合に課税対象となります。
まとめ
仮想通貨は「暗号資産」とも呼ばれ、ブロックチェーンと呼ばれる技術を用いて暗号化された電子データのみでやりとりする通貨を指します。
世界初の仮想通貨はビットコインであり、時価総額ランキング第1位となっています。エルサルバドルでは法定通貨に採用されています。
ビットコインの後に登場したものは、一般的にアルトコインと呼ばれています。
仮想通貨のメリットとして、24時間365日取引で金融機関を通さずに送金・決済が瞬時にできます。そのため、手数料がかからないケースも珍しくありません。
ただし、中央銀行の管理を受けていない仮想通貨は、システムが破壊された場合などの国による保証はありません。
また、経済状況や政情不安などによる価格変動のリスクにも注意しなければなりません。
仮想通貨投資は、無理のない余剰資金で行い、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で始めるようにしましょう。